894.7kg
累計海洋ごみ回収量
海洋ごみゼロの社会へ
海洋ごみ問題解決に向けて活動する団体
「海洋ごみゼロの社会」を合言葉に、2020年から活動を始めた日本発祥の団体です。
世界中の綺麗な場所と汚れている場所を見てきた現代表理事がJICA海外協力隊で出会った環境分野の仲間と共に海洋ごみ問題解決のために立ち上げた環境団体です。
略称はクリアンです。
回収に特化した団体を目指し、今まで回収困難と言われていた場所にある海洋ごみの回収方法確立に挑戦しています。
陸路からアクセスすることが難しい崖の下や海底にも海洋ごみは溜まり続けています。
自然の影響で海洋ごみが溜まる海岸と溜まらない海岸があり、浜の性質によって溜まる海洋ごみの大きさや種類が違います。
海洋ごみの流れ方や溜まり方には一定の法則・条件があると仮説を立て、それらを利用した海洋ごみ回収方法の研究開発をしています。
今まで回収されずに放置されていた海洋ごみ回収量を上げるため、革新的な回収技術確立と持続可能な新しいビジネスモデル確立に挑戦しています。
クリアンのロゴは、”海に存在している海洋ごみをアンサンブル(多くの人と共)に回収し綺麗な海を次世代に残す”というメッセージを込めています。
わたしたちが取り組む社会課題は、「海洋ごみ問題」です。
「海洋ごみ問題」は、陸ごみや廃漁具等が海に流出し、回収されずに放置されることによって、海洋環境に悪影響を及ぼしている問題です。
海洋ごみの中でも特にプラスチックが海洋環境に悪影響を与えていて、生物被害、長期間滞留、マイクロプラスチック、漁業・観光業の経済損失等が問題となっています。
過剰な生活ごみ量・不適切なごみ管理・回収量不足・処分場圧迫・再利用のコスト高等、様々な要因によって、海洋ごみ問題は深刻化しています。
これからの注力ポイントとして、1つ目は「活動の継続」。一時的なイベントではなく、海洋ごみ回収活動や啓発活動を持続可能かつ継続的にするために新しいビジネスモデルに育てていくことを目指しています。
2つ目は「活動地域の拡大」。47都道府県すべてで活動を実施できる体制を2030年までに目指しています。各地域で活動されている環境団体と一丸になってこの問題に立ち向かっていくことを目指しています。
3つ目は「他分野・業界との協働」。海洋ごみ問題解決には社会の仕組みを変える必要があると考えています。そのためには、分野・業界の垣根を越えた連携・協働が重要です。新たにシナジーを生み出せる業界やイノベーションを起こせるパートナーと手を取り合い、新しい価値を創出します。
今まで回収困難と言われていた場所にある海洋ごみの回収方法の確立に挑戦しています。
海洋ごみの回収・調査・アップサイクルを促進させるための協働体制を構築しています。
環境教育により、新たな海洋ごみを減らしています。
「海洋ごみ事業」と「環境教育事業」の2つのアプローチで海洋ごみゼロの社会を目指します。
一度流出してしまった海洋ごみ(特にプラスチックごみ)は、
半永久的に分解されないため回収するしかありません。
海洋ごみ問題を解決する上で、
ビーチクリーンでの回収量を増やすこと、
今まで回収できなかった場所(崖の下や海底)などの回収方法を開発すること、
回収した海洋ごみの再利用方法を研究すること、
新たな海洋ごみの流出を減らすこと
が大切だと考えています。
私たちは今まで回収できなかった海洋ごみの回収方法の研究に力を入れ、
その挑戦を軸に様々な垣根を越えた共同体を作ろうとしています。
現経済システムでは解決できない海洋ごみ問題には、
新たなビジネスモデルによる持続可能な活動と社会の仕組みを変えなくてはいけません。
より多くの人に海洋ごみ問題を自分ごととして感じてもらい、
一緒に海洋ごみで溢れた未来を変えたいと思っています。
Clean Ocean Ensembleの活動は、皆様からのご寄付が必要です。
ともに、綺麗な海を未来に残していきませんか?
ぜひ、寄付で「海洋ごみゼロの社会」を実現する仲間となってください。
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル
代表理事
Yuki EGAWA
長期的かつ持続可能な海洋資源利用の実現のため、
革新的な回収技術開発やビジネスモデルの確立、
海洋ごみ低減に向けた持続可能な回収システムの仕組み作り等に取り組む。
2030年度までに、回収困難な場所にある海洋ごみの回収方法を確立させ、
日本の年間海洋ごみ流出量2-6万トン相当の海洋ごみ回収と
回収した海洋ごみの30%をアップサイクルできる分野の垣根を越えた共同体を目指します。