海洋ごみを回収・調査・再利用する

海洋ごみ問題を解決から逆算し、他団体との連携・協働を考え、自分達の役割を理解した上で活動を構築しています。解決のためには必要な活動だけど今まで技術的・コスト的な理由でできていなかった困難な領域にも挑戦しています。

海洋ごみ事業では3つの活動を展開しています。

1.回収技術開発:漂流ごみと海底堆積ごみを回収する

今まで回収困難で放置されていた海洋ごみの回収技術開発に挑戦しています。

約75%の海洋ごみは海上・海底に放置されています。

これらの場所にある海洋ごみの回収には今までの方法とは別の技術面・コスト面・レギュレーション面をクリアする新しい方法が必要だと考えています。

海洋ごみが溜まるホットスポットと漂流・漂着パターン・時期には一定の法則と条件があると仮説を立て、効率的な回収技術開発のために小豆島で地元漁業者と協働しながら、実証実験を繰り返しています。

漁業者等に使いやすく、他エリアで展開可能な技術を開発することで、今まで回収困難で放置されていた海洋ごみの回収量を上げ、流出量以上の回収量の実現を目指しています。

2.調査:環境条件を調べる&回収技術につなげる

効率的な海洋ごみ回収のための調査をしています。

漂流・海底堆積ごみ回収量を増加させるためには、回収技術だけでは不十分です。

回収技術を最大限に発揮するには、その場所にごみが存在していなければ意味がありません。

どこにごみが溜まるのか、どうゆうルートで流れるのか、天候は関係しているのか等の環境条件を調べる必要があります。

現場での一次情報を重視しながら、大学等の研究機関と連携を強化し、海洋ごみ流出・漂流・漂着パターン調査、漂着量の調査をしています。

仮説を立て、実証実験を繰り返しながら、天候・設置ポイント等の条件調査と装置自体の設計改善をしています。

3.分別型ビーチクリーン:調査をしながら漂着ごみを回収する&再利用につなげる

海岸漂着ごみはビーチクリーン活動で回収しています。

この活動は小豆島町坂手にある多尾海岸で、地元住民や島外の方も参加できる月一のイベントになっています。この活動は誰でも参加できる活動として、より多くの方に参加いただき、実践的な活動をしているクリアンメンバーと意見交換することで海洋ごみの現状を知るきっかけや仲間を増やしていきたいと考えています。

この活動は分別ビーチクリーンとして袋ごとに分別回収し、それぞれの重さを測ることで漂着ごみの組成と量の調査を行なっています。

また、再利用量を増やすためには素材ごとに分別しなくてはいけないので、回収段階で分別という工程を行っています。

日程・詳細に関しては各公式SNSをご確認ください。

回収した海洋ごみは再利用量を増やせるように他団体・企業・個人と連携し、拡大するために新規パートナーを絶賛大募集していますので、詳しくはお問い合わせください。

協賛企業も大募集しています。自社ロゴ横断幕が入った写真をSNSで発信することでブランドイメージUPができます。こちらも絶賛大募集中なので詳しくはお問い合わせください。