海洋ごみを回収・調査・再利用する
Clean Ocean Ensembleは海洋ごみが溜まる場所(HOT SPOT)で一般市民参加型の回収活動や海洋ごみ回収装置の開発をしています。
また、効率的に回収するための調査と回収後の再利用量を増やすための連携・協働と社会全体の仕組み作りにも取り組んでいます。
海岸の海洋ごみを回収する

自然の力で海洋ごみが溜まる海岸(HOT SPOT)があります。
海洋ごみを放置すると、時間と共に紫外線と波の押し引きの影響でごみが細かくなります。
その結果、直径5ミリメートル以下のマイクロプラスチックになり、回収するのが一層難しくなります。
私たちは、マイクロプラスチックになる前に、早い段階で海岸に打ち上がっている海洋ごみを回収しています。
また、調査と再利用のために、海洋ごみの分別回収をしています。
この活動は誰でも参加できる活動として、より多くの方に参加いただき、海洋ごみの現状を知るきっかけとなれば幸いです。
SNS等で随時情報発信しているので、ご都合が合えば、是非一緒に海洋ごみ回収活動に参加し、次世代にきれいな海を残していきましょう。
海上・海底の海洋ごみを回収する
私たちは今まで回収困難で放置されていた海洋ごみの回収ができる装置開発に挑戦しています。
約8割以上の海洋ごみは海上・海底に放置されています。
半永久的に分解されない海洋プラごみは回収しなくては、様々な悪影響を及ぼし続けます。
海洋ごみが溜まる場所・漂流漂着パターンには一定の法則と条件があると仮説を立て、効率的な回収装置開発のために実証実験を繰り返しています。
回収装置を他エリアで展開することで、今まで回収困難で放置されていた海洋ごみの回収量を上げ、流出量以上の回収量の実現を目指しています。

海洋ごみを調査する

効率的な海洋ごみ回収のための調査をしています。
現場での一次情報を重視しながら、大学等の研究機関と連携を強化しています。
海洋ごみ流出・漂流・漂着パターン調査、漂着量の推移調査をしています。
回収装置での回収量を上げるために、回収量増加と相関関係がある項目を調べています。
仮説を立て、実証実験を繰り返しながら、天候・設置ポイント等の条件調査と装置自体の設計改善をしています。
海洋ごみを再利用する
海洋ごみを持続的に再利用できる仕組みを構築しています。
ケミカルなアプローチによる化学的な再利用量を増やす試み、経済的なアプローチによる赤字コストの低減と持続可能なビジネスモデルを模索しています。
持続可能な海洋ごみ再利用量増加を目指し、リサイクル業者、流通業者、商品開発業者、販売業者等との協働による海洋ごみ問題解決のための社会全体の仕組み作りに取り組んでいます。
